下関漁港の閘門(こうもん)は、日本海と瀬戸内海の干満差によって生じる激しい潮流を抑制し、漁港の安全性を確保するために戦前に建設された構造物です。
地元では「水門」と呼ばれています。
水路の長さは、わずか50m、幅は8mほどしかありません。
閘門の通過方法は規模の大小はありますが、下関漁港閘門は世界最小のパナマ運河式水門です。
意外と知られていませんが、水産庁が発表した「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選ばれており、歴史的・文化的に価値が高く、貴重な工法や様式の構造物として存在しています。
歩道と車道があり、閘門は今なお現役稼動中で船舶が航行しておりこの様な構造物は全国的にもとても珍しいものとなっています。
車の通る水門橋は、下関漁港閘門の運河上に架かる昇開式可動橋で、閘門の上に架けられた可動橋としては、日本唯一です。
所在地 | 〒750-0074 山口県下関市彦島本村町6丁目1−1 |
紹介サイト | http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a16600/port/100sen.html |