平家ゆかりの寺で、建治2年(1276)、一遍上人の従者で平忠政の孫でもあった西楽法師によって開かれました。本尊の阿弥陀如来座像は平重盛の持仏で、守り本尊であったと伝えられていて注目、下関市の有形文化財に指定されています。

境内には下関市の保存樹木に指定されているイチョウの木が枝を広げています。

本尊は右肩を露わす衣の着方です。指は上品(じょうぼん)といい、拇指(おやゆび)と食指(しょくし・ひとさしゆび)で輪を作っています。手は膝の上で上生印(極楽浄土に往生するものの階位たる上品・中品・下品のそれぞれの最上位のしるし)を結び蓮華座の上に座した形です。檜材の寄木で作られ内側は空洞です。目は彫眼で頭部前面に二材、後頭部三材はぎ(つぎ合わせ)としています。修理した部分はありますが、製作当初のおだやかな作りは貴族文化の特徴をよく残している典型的な遺品といえます。

製作年代は藤原時代の作と推定されておりますが、作者は不明です。像高83.5センチメートル。(下関市教育委員会解説板より)

所在地〒750-0074 山口県下関市彦島本村町5丁目3−1
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